◆開催経緯 今年、新宿読書会では色々と新しい活動が始まりました。その中の1つが「新宿読書会ビブリオバトル部」の設立です。 令和3年7月の課題本「BISビブリオバトル部2 幽霊なんて怖くない」をきっかけに、「ビブリオバトルを実際にやってみたい!」という声が挙がり、8月にはオンラインで第1回ビブリオバトル(テーマ:「旅」)が開催することになりました。総勢で8人のバトラー(紹介者)が2グループに分かれて本を紹介し、バトラー・オーディエンス(観衆)ともに、「本を知り、人を知る」というビブリオバトルの魅力を体験できました。 その後、読書会の中で「これは熱い!」「もっとやりたい!」と思った有志が集い、9月に新宿読書会ビブリオバトル部が設立されました。どんな形で活動しようか悩んでいたところ、「まずはビブリオバトル部の存在を知ってもらおう!」ということで、ブックパーティという読書会メンバーが多く参加するタイミングで、第2回のビブリオバトルを開催することになりました。 今回は第2回ビブリオバトルの様子をレポートし、その活動の様子をお伝えします! ◆当日の様子 第2回ビブリオバトルにはバトラーが5人、オーディエンスが18人が集まりました。 テーマは「動物」。幅広いテーマだったこともあり、紹介する本の事前登録などは行わず、発表の時まで誰もどんな本が紹介されるか知らない、という状況でした。「本が被ってないかな」とバトラーがソワソワと落ち着かない様子だったのが印象的でした。 第1回ビブリオバトルはオンライン開催だったので、今回は初のオフライン開催。オンラインも緊張しますが、オフラインだと、さらに緊張しますね。また、前回は「まずはお試し」ということで、独自にルールを設定して行ったのですが、今回はビブリオバトルの公式ルール準拠での実施。参加したバトラーからは「さすが公式ルール、時間のバランスがちょうど良い」との声がありました。 ビブリオバトルを体験するのが初めての方もいらっしゃったので、最初にルールや進め方について説明してから、スタート。質疑応答では、初参加の方からも積極的に手が挙がり、かなり鋭い質問もあって会場は大いに盛り上がりました。 何より嬉しかったのは、会場を貸してくれていたスタッフの方が「面白かったよ」と言ってくれたこと。「会の参加者じゃないけど、投票しても良い?」と仰ってくれて、即オッケー!自分達の紹介を聞いて、興味を持ってくれるってすごく嬉しいですね! ◆紹介本と投票結果 今回の紹介本は以下のとおりです。「動物」をテーマに色々な切り口で本が紹介されました。また今回の紹介本は、偶然にも、一般小説、ノンフィクション、雑学、ミステリ、SFと異なるジャンルからの選出となり、バトラーの個性が強く発揮された印象でした。 今回は投票にGoogleフォームを使い、投票と同時にオーディエンスの皆さんから感想も募りました。チャンプ本に選ばれた2冊についての感想も紹介しますね。
感想はバトラーの皆さんにもシェアしたところ、「モチベーションが高まった」「誰かに自分の想いが届いた気がして嬉しい!」とのコメントをもらいました。 自分が「面白い」と思った本が、他の誰かにも伝わる。これって人と人の情緒的な交流がですよね。「本を知り、人を知る」というビブリオバトルの良さを改めて体験できました。 (感想紹介) 「動物の値段」 ・可愛いだけじゃない、動物の値段というリアルな話に興味がわきました。 ・動物に関する、職業と価格に着目した部分が新鮮で気になりました! ・珍しい仕事をしている人の話に興味がある など 「猫は宇宙で丸くなる」 ・猫も好きでアンソロジーも好きなのでとても読みたくなりました! ・猫がテーマのSFというのが面白かったです。宇宙に猫パンチ、読んでみたい! ・ネコ愛が伝わってきました!帰りに絶対買います! など ◆もちろんビブリオバトルは続けていきます! ビブリオバトルの魅力は色々ありますが、その中でも「自分の知らない本に出会えること」、「自分の『面白い』を伝えられること」は大きな魅力なのではないでしょうか。 僕自身、8月のプレビブリオバトルで知った本を「2021年今年の一冊」に選出するなど、ビブリオバトルによって、自分がこれまで手に取らなかったような本に出会えて読書の幅が広がりました。また、自分が紹介した本に対して「読んでみたいと思っていたけど、読む決心がついた」「すぐにポチりました!」などの反応をしてもらい、本を通して、自分の感情や考えを人に理解してもらえる楽しさや嬉しさを体験しています。 ビブリオバトルをするようになってまだ日は浅いですが、僕はこの魅力に取り憑かれ「もっと自分が読まないような本を知りたい!」「もっと自分が面白かった本を知ってほしい!」という気持ちでビブリオバトル部に参加しています。 これからもビブリオバトルを通して、もっと多くの人に「本の魅力」を伝えていきたいですし、皆さんの「面白かった!」を知っていけるといいなぁと思っています。ぜひ機会があれば、新宿読書会ビブリオバトルにご参加ください! 新宿読書会ビブリオバトル部 部長 よしだくん。
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新宿読書会ブックパーティが九州男で14:00-19:00に行われ、23名が参加しました。また「本を読むゲイの会」の桃鞜社さんからも3名にご参加いただきました! 当日は、今年読んだ本の紹介(少年と犬, 推し燃ゆ, 陰陽師, アルジャーノンに花束を, 六花の勇者, bisビブリオバトル部, 南極ではたらく, 悪童日記, 大事なことほど小声でささやく)、今年始まったこと、来年の展望、優勝商品の紹介、スタッフの紹介から始まりました。 その後、以下の企画が行われました↓ 1. ビブリオバトル 5人のバトラーが参戦。チャンプ本(最も票を多く集めた本)は二冊でした! テーマは「動物」で、発表されたのは以下順番で行われました。 『ソウルメイト』馳 星周 『羆嵐』吉村昭 『動物の値段』白輪 剛史 『象は忘れない』A.クリスティー 『猫は宇宙で丸くなる』S.スタージョン他 ビブリオバトルの詳細についての記事は別途ご紹介させていただきます。 ちなみに九州男の方にも投票していただきました♪ バトラーの皆さん。一枚目中央が部長。 2. 文芸人格付けゲーム 企画したメンバーがしたところ、最もランクの低い「よむよむ詐欺集団」「本への想いがフィクション」だったそうです。4チームで対戦し、他チームが詐欺集団やフィクションへと降格していく中、WEBサイト作成チームが優勝!最後の方になると加点・減点が二倍になるというようなハンディを乗り越え、なんと六問全問正解でした!個々人の読書量や、文章への勘、そしてチームワークのなせる技でした。 3. プレゼント交換会 あらかじめ作ってもらったメドレーに合わせて、皆で輪になり時計回りに回します。途中渋滞が起こったりもしましたが、各自、綺麗な手書きの字やセンスの良いカードのチョイス、そして自分ではなかなか手を出さないジャンルの選書を楽しんだようです! 4. 言葉を送れゲーム これはサプライズ企画で、今年度読書会で積極的に活動したり、自主的に企画を立てて貢献してくれた人に感謝の言葉を伝えるものです。例えば…
面白いのは、先ほどのプレゼント交換でもらった本の中からフレーズを探す!という点です。 シリアスな内容の本だったりすると、若干難しかったようです。笑 楽しい時間はあっという間。
会が終わるとすぐに2次会の会場に移動しました。 企画してくれたメンバーの方、お疲れ様でした! |
活動記録このページでは、新宿読書会のさまざまな活動を記録していきます。メンバーの方に適宜依頼もしつつ、主にKuniが執筆を担当。 Archives
December 2022
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